こんにちは!
タロットノノ子です。
長く付き合って結婚したら離婚率が高くなるってホント?やっと結婚したのに、いったいどうして?
私たちも付き合って長いけど、大丈夫かな…?
交際期間が長くても、離婚せずにずっと一緒にいられる方法が知りたい!
今回は、交際期間の長さと離婚率の関連について調べてみた!
さっそく参りましょう!
- 交際期間と離婚率の関連を示す、各種データをご紹介
- 離婚率を下げるための対策もご紹介
- ついでに結婚生活や離婚への不安感を抑える方法もご紹介
「長く付き合って結婚すると離婚率が高い」は本当か?
そんなデータはない
交際期間が長いと離婚率が高い!?
そんなタイトルをつけたブログ記事をちらほら見かけます。
しかし残念ながら、いや幸いなことに、根拠となるデータは見つけられませんでした。
その代わり、逆にスピード婚は離婚率が高いというデータをこちらから発見。
データによると 、交際期間1年未満で結婚したカップルと、交際期間3年以上で結婚したカップルとでは、離婚率に有意に差があると言えます。
とはいえ3年以上っていうのがちょっとね~。
3年と10年じゃ結構違うじゃんね?(笑)
平均交際期間は4.34年
人口問題研究所さんが出しているデータによりますと、結婚した夫婦の平均交際期間は4.34年となっています。
さらに恋愛結婚に限っていえば、4.59年。大体4~5年って感じかな?
しかしこれは2015年のデータ。
平均交際期間は年々上がっていますので、現在はさらに伸びている可能性があります。
そして、今回はブログを書くにあたって色々調べてみましたが、更に色々と面白い研究結果を発見。
公益財団法人家計経済研究所の研究員・田中恵子さんの論文「「出会い」とその後の妻の夫婦関係満足度の推移」によりますと、交際期間が長かったカップルの方が交際期間が短かったカップルよりも夫婦関係の満足度が高いようです。
ただし結婚20年目以降になると、ほぼ差はなくなる。
また結婚のタイミングとしましては、早婚夫婦の方が晩婚夫婦よりも結婚満足度が高いようです。
しかし、なぜか結婚20年目以降になると逆転し、晩婚夫婦の方が早婚夫婦よりも結婚満足度が高くなります。なぜに。
付き合った長さと結婚生活の関連まとめ
- 交際期間は3年以上の方が離婚率が低い
- 交際期間の平均は4年ちょっと
- 交際期間が長い方がその後の結婚生活の満足度が高い
- 早婚の方がその後の結婚生活の満足度が高い
統計からまとめると、こんなところですね。
交際期間は3~5年くらいで、 さらに平均初婚年齢(男性は31.2歳、女性は29.6歳)より2年ほど早い、女性だったら27歳くらいで結婚する。
以上が最も結婚生活の満足度が高く、離婚もしづらい感じになりそう。
とはいえ、これはあくまでも統計。
平均は平均でしかありませんから、ご参考程度に。
長く付き合って結婚したのに離婚する理由
マンネリ
マンネリっていうとちょっと語弊があるかな。
正確には、「付き合いが長いために二人の関係が落ち着いている」くらいの意味にとらえていただければ。
人間の恋愛感情が続くのは4年程度だと言われています。
つまり、同じパートナーと4年以上一緒にいるのは 、燃え上がる恋以外の感情が必要ということになります。
付き合いが長いカップルは、当然その「恋以外の感情」でも結びついている可能性が高い。
人によっては、「友達や家族に近い感覚」という人もいるでしょう。
それはそれでとても尊いことなのですが、その落ち着いた関係がマイナスに働く場合もあります。
なぜなら、魔の1年がやってくるから!
結婚して1年目の、トラブルが多くなりがちな期間を指す。
結婚すればガラッと環境が変わりがちなので(特に女性)、ストレスから喧嘩が増えたり、適応するために話し合いや擦り合わせの機会が多くなる。
ちなみにこの魔の1年、環境に変化が起こるたびに訪れる(例:転職、子供の誕生や進学、親の介護など)
結婚して最初の試練、魔の1年。
交際期間が短く、恋愛感情(情熱や性欲ともいう)が燃え盛っている時期であれば、その熱と勢いでどうにか押しきれることもあります。
しかし交際期間が長く関係が落ち着いたカップルであれば、そういったものの勢いを借りずに魔の一年を乗り切らなくてはなりません。
「付き合って長いカップルはマンネリに陥りがちだから離婚しやすいよ!」とは、つまりこういうことなのです。
しかし、私に言わせれば些細な問題。
夫婦に大切なのはマンネリ防止よりも丁寧なコミュニケーションです。
付き合いが長く信頼関係を築いた二人だからこそ、むしろ魔の1年は乗り越えやすいのではないかと思っています。
実際に、結婚までの交際期間は年々長くなっていますが、それと反比例するように結婚してから1年 から2年で離婚する夫婦というのは減少傾向にあります。
その代わり、結婚して20年以上経過した夫婦の離婚が増えていますね。いわゆる熟年離婚ってやつか。
というわけで、マンネリだから離婚しやすい説は気にしなくていいと思いますよ。
重ねて言いますが、夫婦に大切なのはマンネリ防止よりもコミュニケーションです。
急かされて結婚した
長く付き合っていると、周りから急かされる機会も多いでしょう。
親御さんから「あんた彼女と(彼氏と) 長いんでしょ?もうそろそろ結婚しないの?」なんて言われたり、他ならぬパートナーから急かされることもあるでしょう。
女性は妊娠や出産を意識して結婚を急ぐ傾向があるので、どちらかといえば女性が急かす側になりがちかもですね。
しかし、周囲に急かされて結婚して後悔したなんて話になったら、目も当てられません。
そんなことになっても、誰も責任はとってくれません。
なので、きちんと自分で納得してから結婚するようにしたいものです。
待たされる側になった場合も、焦る気持ちは分かりますが、あまり急かさない方がいいでしょう。
後になって「お前が急かすから!」なんて責任押し付けられても困るしね。
自分の意思は伝えつつ、相手の意思も尊重するスタイルを貫きましょう。
妥協で結婚した
相手の事は嫌いじゃないけど、もう結婚適齢期だし、いつかは結婚しなきゃだし、とりあえず今の相手と結婚しよう。この先他の人と出会える保証もないしね。
これ、後悔しかしない結婚相手の選び方です。
こんな選択をしてしまう人は、交際期間が長いとか短いとか関係ないです。
人生における重大な選択を、投げやりな態度で決めてしまう。
自分を大事にできない人です。
自分を大事にできない人は、人生における重大な選択で破滅的な行動ばかり起こしてしまいます。
もしもあなたがこんな態度で結婚を決めようとしているのならば、今すぐやめるべきです。
結婚する前に、自分を大切にする方法を学んでほしいと思います。
逆に彼氏がそんな態度なのだったら、今すぐ離れるべき。そんなレベルです。
破滅に向かって歩いて行く人と一緒にいたら自分も破滅に向かっていくだけですからね。
恋人と夫婦は全然違った
結婚前に同棲するカップル、たくさんいますよね。
結婚の予行演習として、同棲を選択するカップルも多いと思います。
結婚前に同棲したのだから、結婚生活も大丈夫!
甘ーーーい!!
ギャグは置いといて。
同棲と結婚の差は何かって言うと、ズバリ責任の重さです。
同棲は嫌になったらすぐ解消できますからね。
しかし結婚は、そう簡単にはいきません。
人間は、基本的に自分を最優先にして生きるべきだと思います。
しかし、結婚したらパートナーや子供のこと、家庭全体のことについても考え生きていかなければなりません。
そこを分かっておらず、同棲と結婚を同じに捉えてしまうと、結婚してからこんなはずではと後悔することになります。
結婚前の同棲、大いにありだと思います。
しかし結婚と同棲は違う、恋人と夫婦は違うということを、はっきり認識しておいた方がいいでしょう。
長く付き合って結婚した二人が離婚を回避する方法
結婚相手はこの人でいいのかよくよく考える
基本と言うか、大前提ですね。
相手は自分の結婚相手としてふさわしいか、逆に自分は相手の結婚相手としてふさわしいのか。
彼を真に愛しているのか、相手に感じる違和感を見て見ぬふりをしていないか、よくよく考えてから結婚に踏み切りましょう。
「本当にこの人でいいの?」そんな疑問は、男女関係なく誰しも必ず持つものです。
結婚してから「相手選び間違ったな」なんて思わないためにも、結婚前に大いに悩んでおくべきです。
もしも相手に対して違和感を感じたなら、気付かないふりをしないですぐに対策を。
場合によっては撤退する勇気を持ちましょう。
彼にはちょっと問題があるけど、結婚したら変わってくれるor子供が生まれたら変わってくれる。
そんなものは、都合の良い希望的観測だと気付いてください。
「この人で本当にいいのか」と悩んだ時、判断基準を明確にするためにも、以下の記事もあわせてお読みください。
また、こちらの本もご紹介しておきます。
2008年の本なので、ジェンダー観などは少々古いですが(;・∀・)
男女の傾向の違いや、カップルのコミュニケーションスキル実践、そして結婚前に二人で確認しておくべきことについて、わかりやすく書いてあります。
結婚前に二人で1回は読んでおきたい。私も夫と一緒に、結婚前に読みました。
丁寧なコミュニケーションは基本
よくよく考えて、彼と支え合って生きていきたい!と思えたのなら、相手と向き合うことは必須。
- 自分と相手は違う人間である
- 人間はそう簡単には変わらない
この二つを念頭において、相手と向き合うようにしてみてください。
どんな結婚生活を送りたいか、そしてどんな人生を歩みたいか。
そこが共通していれば、 結婚してからも協力して仲良くやっていけるでしょう。
結婚前に、丁寧に、人生観を共有すること。
そうすることで、離婚する確率がぐっと下がります。
不安になりすぎない
上と矛盾するかもしれませんが、不安になりすぎないということも大切です。
日本の離婚率は年々上がっていると言われがちですが、離婚率はあくまで離婚率。他人の話です。
他所のうまくいっていないカップルやご夫婦を見て、「私たちもこうなるかも…」と必要以上に不安を募らせることがないようにしましょう。
誰かの経験談を参考にするのは良いのですが、悪影響を受けてしまっては意味がないですからね。
逆に、なぜそこまで他人の影響を受け不安に陥ってしまうのかの方がちょっと心配。
この理由を分析してみましょう。
自分と他人の境界が曖昧だから
統計を過信している人にありがち。
多くの人が同じ道を辿っているなら、自分もそうなるに違いないと考えてしまう。
もちろん少なくない人数の人たちに共通して起こる事柄なら、自分にも起こる可能性はあります。
なぜそれが起こるのか、原因を探って対策するのは、意味がありますね。
しかし、必要以上に不安を抱いてしまうのは、自他の境界が薄い…もっと言えば、他人の問題や意識、考えを自分の問題や意識、考えだと捉えてしまいがちな傾向にあります。
そういった人は、
- 他人の頼みにノーと言えない
- 他人にハッキリ言い切られると何でも信じてしまいがち
- 他人が起こしたトラブルの尻拭いをしてしまいがち
などの弊害があります。思い当たること、ありますか?
もし思い当たるなら、「自分と他者はまったくの別物である」と認識するところから。
そして、物事を他人任せにしていないか?「自分で考え自分で決め、そして行動する」ということをめんどくさがってないか?
考えてみてください。
それが自分を大切にすること、不安などのネガティブな感情を乗り越えることに繋がります。
恐怖心が強すぎるから
恐怖心や不安感は、人間にとって大切な感情です。
これらがあるから、危険を回避できるわけですから。
しかし強すぎる恐怖心は害しかありません。
この場合「離婚すること」への恐怖心ですね。
もちろん、離婚するために結婚する人などいませんから、離婚を恐れるのは当たり前です。
でもまあ、極論を言えば、離婚したって死にゃしないですよね?(←マジで極論笑)
結婚って何?
そう聞かれたら、あなたなら何て答えます?
「一生一緒にいること」とか「二人で幸せになること」とか捉えているなら、ちょっとピュアが過ぎるかなと思います。キツくてごめんな!
結婚に対して過剰な期待がある(逆に離婚に対するマイナスイメージが強すぎる)せいで、強い恐怖心や不安感に繋がっているんじゃないかなって。
実は結婚したって一生一緒にいるとは限らないし、そもそも結婚したって別に「幸せ」にはなりません(笑)
逆に離婚が不幸に繋がるわけでもない。
「結婚」が幸せを運んできてくれるわけではなくて、自分の思考や行動が人生を作っていて、その時々で「ああ幸せだな」と感じたり、「ちくしょう今日はついてねぇな」と感じたりしているだけ。なんですよね。
結婚してるかどうかは関係ないし、結婚しようがしまいが自分の人生は自分で作っていくしかないんです。
そこをわかってないと、「結婚後は薔薇色の生活が待ってる!離婚など許されない!」という強迫観念にも近い感覚を感じながら結婚生活に突入してしまうかも。
そして間もなく夢から覚めることになるでしょう(泣)
結婚も離婚も人生を作っていくための手段でしかない。
少しだけそこを意識するだけで、不安感も薄れるのではないでしょうか。
離婚率にとらわれず現実をみよう【不安を吹き飛ばすには】
では本日のまとめ!
- 長く付き合って結婚したら離婚率が高いというデータはない
- 結婚生活をより良くするには、相手選びと丁寧なコミュニケーションが大事
- 離婚率や他の体験談に振り回されず、不安感を少なくしよう
当たり前のことですが、交際期間が長かろうと短かろうと、離婚する時はするし続く時は続きます。
離婚したくない気持ちは当然として、極端に恐れすぎない方が良い。
離婚したらどうしようの恐れが、夫婦に溝を作る場合もあります。
(言葉にするのが難しい感情って、わからない人にはホントわからないものなので)
それに、必要以上に離婚に対してネガティブイメージを持つ必要もありません。
離婚とは、お互い離れることではありますが、二人が新しい生活に踏み出すために一歩踏み出したということでもあります。
そういう意味で、結婚とあまり変わらないかもしれません。
筆者自身も約10年間お付き合いしてから結婚しましたが、特に離婚を恐れてはいません。
いつまでも一緒にいられるとは信じていないし。
もちろん夫のことは大好きで、これからも一緒にいたい気持ちはあります。
しかし、離婚した方がお互い幸せになれると判断したのなら、その時は相手の背中を押してあげられたら良いなとも思います。
家族だから、愛しているから、お互いの人生を尊重する。
そんな感じになれたら、不安も薄れるのではないでしょうか。
あなたの新たな門出を応援しています!